MENU

マリオのゲームから4次元を考えるとわかりやすい

0次元は点,1次元は直線,2次元は平面,3次元は立体

 では,4次元はどうなっているのでしょうか?

残念ながら,私達が4次元を見ることはできません

しかし,4次元がどうなっているのかを想像することはできるようです

今回はスーパーマリオのゲームから4次元の世界を考えてみましょう

スーパーマリオの世界は2次元

任天堂HPより引用)

マリオの前方から敵がやってきました

敵をよけたいとき,マリオはどのように動けば良いのでしょうか

ゲームをやった事がある人なら当たり前に感じると思いますが

① 後ろに下がる(前後移動)

② ジャンプする(上下移動)

ことで前方の敵をよけることができますね

言い換えると,マリオはこの前後・上下の2方向にしか動けません

このように2次元空間で生きるマリオを「2次元人」と呼ぶことにしましょう

もしマリオが3次元人だったら

先ほどと同じように前方から敵が来たとき,マリオの世界が3次元だったなら

マリオは ①前後移動,②上下移動に加えて

③左右に動く

ことでも敵をよけることができるはずです

しかし,マリオは2次元人なので左右方向に動くことができません

2次元人にとって左右方向は感知することすら出来ない方向なのです

もし,マリオが3つめの方向へ移動してしまったなら,

それは神隠しに遭ったように2次元の世界から急に姿を消してしまうことになるでしょう

(ワープや瞬間移動はこの原理を使っているのかもしれません)

4次元を考えることはできない?

私達3次元人は,方向を3つしか知りません

もし4次元人が居たとすれば,彼らは「4つ目の〇〇方向に移動すればいいじゃん」と言うでしょう

しかし,3次元人の私達はその方向を知ることすらできないのです

2次元人のマリオが3次元を理解できないように,私達も4次元を体験することはできないでしょう

それでも,低い次元から高い次元を予測することはできます

1次元である直線が集まると,2次元である平面となり
2次元である平面が集まると,3次元である立体になる
3次元である立体が集まると,4次元である〇〇になる

このような予測から5次元や6次元についても考えられています

低次元で成り立つことが,高次元でも成り立つのではないかと世界中の数理学者が様々な方法で日々研究を続けているのです

世界の秘密を解く鍵として期待されている「超弦理論」によると,
私達の生きるこの世界は11次元なんて話もありますが,難しすぎるあまり完全に理解できている人は世界でほんのわずかしかいないんだとか

この記事で,次元に対する理解が少しでも深まったなら幸いです