最初はなんとなく理解できていたはずが,
いつの間にか訳が分からなくなってしまう P と C
今回はそんな nPr と nCr の使い分けについて紹介します
nPr の考え方
パターン1.樹形図で考える
右の樹形図で3人の並び方を考えると
左 :A,B,C,D の4通り
中央:左に入らなかった3通り
右 :残りの2通り
とそれぞれで枝分かれしていくので
(4P3=)4×3×2=24(通り)
と考えられます
パターン2.マス目で考える
パターン1と同じ考え方をマス目に置きかえると
左から順に 4,3,2(通り)の枝分かれが考えられるので
(4P3=)4×3×2=24(通り)
※ここでの ABC と ACB は違う並び方であることに注意
Point
nPr を使うのは
順番をつけて並べるとき
nCr の考え方
パターン1.書き出して考える
考えられる組は
ABC , ABD , ACD , BCDの4通り
パターン2. nPr の考え方を使う
まず,4人から3人を選んで1列に並べると考えると
並べ方は
の 24 通り
しかし,同じ人同士を選んでいる重複がそれぞれ6通りずつあるので
4人から3人を選ぶ組み合わせ 4C3 は
よって,4通りと求められます。
※ここでの ABC と ACB は同じ選び方であることに注意
Point
nCr を使うのは
順番関係なく選ぶとき
まとめ
4人のうち3人を
順序付けて並べるとき… 4P3
順番関係なく選ぶとき… 4C3
nPr と nCr の使い分けは”順番を付けるかどうか”と意識しましょう