この問題の解答
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今回はこの解法で出てくる
「 を で割ったときの余りは,
( を で割ったときの余りである)
を で割ったときの余りと等しくなる」
について解説します
数字から考える「余りをさらに割る」
という数を と で割ったときの余りについて考えます
235の中には40が何個入っているか
あまり を変形して
の中には が つ, が つ入ると考えられる・・・①
235÷120 の余りの中に 40 が何個入るか
あまり これを変形して
これを, を用いて表すと
は,
この式から, の中には が つはありそうなことが分かります
① から「 の中には が つ, が つ入ると考えられる」ので
余りである の中にあと つの と つの が入っていると言えますね
文字で考える「余りをさらに割る」
ここからは,具体例の数字を問題に当てはめます
上の話での
を
を
を
として考えていきましょう
P(x)の中に(x-1)(x+2)が何個あるか
あまり を変形して
の中にはいくつかの と つの があると考えられる・・・②
P(x)の中に(x-1)(x+2)(x-3)が何個あるか
あまり
として,これを変形すると
② から「 の中にはいくつかの と つの があると考えられる」ので
の中に つの といくつかの があると言えますね
よって,
あまり
と考えることができます
さいごに
ユークリッドの互除法にも「あまりをさらに割る」という考え方がありましたが,
割り算を考えるのが難しくなるときには,「〇〇が何個と◇◇が1つある」のように考えられるといいですね