数学の証明で使われる「数学的帰納法」
なぜこの方法で証明ができるのか,なかなか納得がいかない人も多いのではないでしょうか
今回は有名な「ドミノ倒し」を使って数学的帰納法を考えてみます
答)永遠ドミノが全て倒れる説明
①1枚目を押したとき、1枚目が倒れる
②2枚目以降について
続いて2枚目が倒れ、3枚目が倒れる...
k枚目が倒れたら(ここが仮定),その次のk+1枚目も倒れる
これがずっと続くなら,
1000 枚目が倒れたとき,1001 枚目が倒れ...と
どんなに枚数があってもドミノは全て倒れると言えそうですね
ドミノを数学的帰納法で考える
並んでいるドミノの 枚目に注目して,数学的帰納法で考えると
① のとき,成り立つ(倒れる)
② として
のとき,成り立つと仮定すると
でも成り立つ
実際には問題文で出てくる数式を変形することで
の仮定から のときも成り立つことが言えれば
がどんなに大きな数でもドミノ式に成り立つことが証明できます
数学的帰納法のイメージ
イメージとしては
1番目が成り立つ⇒2番目が成り立つ
2番目が成り立つ⇒3番目が成り立つ
3番目が…
これがずっと続くことを証明しているような感じでしょうか
さいごに
数学的帰納法では
のときの仮定をうまく変形して
の形を作りだす必要があるため
そこは演習を重ねて慣れていくことが大切ですね