不等式を解くときの場合分けで注意すべき3点
1.係数がプラス のとき
2.係数が 0 のとき
3.係数がマイナス のとき
について解説します
1.係数がプラスのとき
① のとき
の両辺を で割ると
( がプラスの数なので,不等号の向きは変わらない)
2.係数が 0 のとき( a = 0 )
② のとき
は
よって, はすべての実数
( のとき,
にどんな数を代入しても となり不等式が成り立つ)
3.係数がマイナスのとき
③ のとき
の両辺を で割ると
( がマイナスの数なので,不等号の向きが逆になる)
①〜③より
のとき
のとき はすべての実数
のとき
さいごに
今回の問題は
不等式 について考えたので
「 のとき はすべての実数」となりました
これが,不等式 となると
「 のとき は解なし」となるので注意が必要ですね
( のとき,
にどんな数を代入しても となり不等式が成り立たない)